台湾と日本のハーフ萬野です。
嫁は台湾人の萬野です。
萬野家は今日も元気です。
弊社AWESOMEではホームページ制作はもちろんのこと、中国語・英語翻訳なども行っています。
マーケティングに関しても弊社で一貫して行えるのはAWESOMEの強みではないでしょうか。
さて、そんなAWESOMEだからこそ感じる、外国人旅行者を対象としたインバウンド対策の際に押さえときたいポイントがあります。
闇雲に多言語対応のホームページを作るだけでは集客増加には繋がりません。
今回はインバウンド事業を成功させるためのホームページ制作の4つのコツをご紹介致します。
目次
インバウンド需要を取り込むためのホームページ制作法
「インバウンドマーケティングはすでに実践している」
という企業も、国内向けと海外向けのインバウンドマーケティングでは手法が大きく異なります。
- 社内にターゲットの言語を不自由なく使える人材を多く抱えている。
- 予算が潤沢に用意されている
という場合を除き、国内向けのようなコンテンツマーケティングといった手法は取りづらいでしょう。
中小規模の飲食店や、観光産業ですと、予算に限りもあるかと思います。
限られた予算で最大限の効果が得られるホームページ制作を行うためのコツをご紹介いたします。
インバウンド事業とニーズにあったホームページの制作
まず初めにインバウンド事業と、ターゲットとなる外国人旅行客のニーズにマッチしたホームページ制作が課題となります。
そこで参考にしたいのが、韓国のロッテです。
ロッテ免税点のホームページ上から免税品を購入することができます。
しかも、購入した商品は空港で受け取れるといった、韓国旅行者にとってはとても嬉しいサービス。
値段も免税なだけあり、町中で買うよりも安く、旅行者のニーズを上手く組んでいるサイトといえるでしょう。
日本国内ですとドン・キホーテも同じような施策を行っています。
ホームページ上から商品購入の予約をすることができるため、当日商品をスムーズに購入することができます。
また、店頭では中国元やUSDといった外貨も使用することができるため、観光客にとっては両替の必要もなく手間も省けます。
ドン・キホーテの素晴らしいポイントがもう一つあります。
それは、抜け目のない多言語対応です。
以前の記事で紹介したとおり、訪日外国人の殆どがアジア圏です。
中国語(簡体字・繁体字)・韓国語・英語への対応はもちろん。
タイ語にも対応することで、年々増加しているタイ人旅行客へ需要にも応えています。
もはや必須となった多言語対応のクオリティを上げるとともに、外国人旅行客が使いたくなるホームページ制作に成功しています。
ドン・キホーテはさらに、越境ECへの参入や、アメリカのスーパーチェーンMARUKAI買収など。
インバウンド事業にとどまらず、海外への展開が目まぐるしく今後も目が離せませんね。
インバウンド事業向けに制作をされているホームページを研究しよう。
インバウンド事業向けに制作されているホームページがすでに沢山あります。
自社のホームページを作成する前に、
- どのようなホームページにしたいか
- 何が必要か
- なにをアピールしたいか
- 同業他社はどのようなホームページを作成しているか
といった項目を沢山のホームページから研究することが重要です。
同業他社のホームページを研究することで、自社のホームページをどのようにしたいかが見えてきます。
いくつかインバウンド向けのホームページを紹介いたしますので、参考にしてみてくださいね。
清水寺
日本人なら誰もが知っている清水寺のインバウンド向けのホームページ。
英語以外のサイトはそれほどスタイリッシュではないのですが、英語のページだけ趣が変わります。
誰もがアッと驚き引き込まれるような荘厳な世界観をもったホームページに仕上がっています。
また清水寺からダウンロードできるPDFのデザインも、かなりスタイリッシュでかっこいいので必見です。
アート性をもたせたい事業の場合はとても参考になるのではないでしょうか。
來來琉球
沖縄情報をWEBマガジン形式で紹介している來來琉球。
豊富な写真と分かりやすい説明で、沖縄の良さを紹介しています。
観光産業などでインバウンドを狙ったサイト作りの際、参考になるのではないでしょうか。
高須クリニック
中国人スタッフへの直通電話番号を掲載や、銀聯カードへの対応など、中国インバウンドへの配慮が見られるホームページになっています。
あまり積極的なSNSマーケティングやSNSを活用した対応などはされてないようなイメージですが。
中国国内のBBSでも「日本で一番の美容整形外科は?」「高須クリニックだよ」といったやり取りがよく見られるため。
すでに認知度も高いため必要ないのかもしれませんね。
ホームページ制作と運用を合わせてインバウンド対策を考える
ホームページ制作と合わせて考えたいのが、運用です。
インバウンド対策としてホームページを作っただけでは集客には繋がりません。
運用、つまりはマーケティングまで合わせて考えることが重要となります。
一般的なマーケティング手法としては以下の手法があります。
- SNSマーケティング
- インフルエンサーマーケティング
- リスティング広告
- コンテンツマーケティング
この4つがインバウンド対策向けのホームページ制作で考えられるマーケティング手法です。
4つめのコンテンツマーケティングに関しては、費用と時間がかかります。
ホームページ開設初期段階では、リスティング広告などの施策と併せて行うことで集客を確保していく必要があります。
ページ数が増加していく予定のないサイト構成でしたら、コンテンツマーケティング以外の手法がおすすめです。
インバウンド獲得後を意識したホームページを制作しよう
インバウンド獲得後についてもホームページ制作の際に考えておきましょう。
インターネット上で行えることはあくまでも、インターネット上で完結することまでです。
- LINEやWechatなどを活用して、予約を楽にする。
- Facebookでのやり取りで予約を可能にする。
などのインバウンド需要に対する施策も可能です。
ですが、それも全て、インターネット上での施策です。
リピーターになってもらうため、口コミを拡散してもらうためにも、ホームページ以外の部分で最高の体験を提供する必要があります。
また、SNSでの拡散や、予約サイトを経由している場合は、そのサイトへのレビューのお願いなど。
ホームページをさらに認知してもらえるように、リアルで出来る施策も多くあります。
ホームページをゴールにするのではなく、ツールとしてうまく活用できるようにホームページ制作を行っていきましょう。
インバウンド事業を成功させるホームページ制作を
インバウンド対策を行う上で重要なのは、ターゲットのニーズをしっかりと把握することです。
徹底したリサーチとペルソナ作成などを行っていくことで、効果の高いマーケティングを行う事ができます。
AWESOMEでインバウンド対策を行う場合も、実際に外国人を対象にリサーチを行ない、ペルソナの作成を行っていきます。
そうすることで、日本に居ながらにしても精度の高いペルソナを作成できるからです。
インバウンド対策にあたってホームページ制作だけではなく、制作完了後の運用まで合わせて考えるようにしていきましょう。