弊社には専属のデザイナー在籍しています。
業務を完全に分担し、技術を追求しているため、デザイナーがコーディングを行うことはありません。
その逆に、コーダーがデザインを行うことも一切ありません。
ですが、お客様とやりとりをするWEBディレクターはデザインを最低限知っておく必要があります。
「何が悪いかわからないけど、なんか変えて欲しい。」
デザインを学んでいない方であれば、よく陥りやすい現象です。
私自身、デザインを専攻してきたりはしていませんので、このような状態でした。
ですが、お客様の要望を100%デザイナーに伝え、満足するデザインに仕上げるためには
「デザインの勉強をWEBディレクターもするべき」
そう考えるようになり、基本理論などデザインに関する勉強を始めるようにしました。
今回は私と同じように、
「デザインの勉強したほうがいいと思うけど、勉強方法ががわからない」
「デザイン力を今よりもワンランクアップさせたい」
「WEBデザインをちょっと勉強したい」
そんな方に向けて解説していきたいと思います。
目次
理解しようとする事の重要性
「デザイン」と一言でいうと、なんとなく「芸術」「アート」という言葉と結びつくような気がしませんか?
ですが、今回私の勉強したいのは「アート」ではなく、「デザイン」なのです。
- デザインを勉強・理解しようとすることは、デザイナーが作り上げるデザインの「意図」を汲み取るということ。
- デザイナーに対して、的確な支持を行えるようになるということ。
この2点を実現するためにノンデザイナーの私は、勉強することを決意しました。
ツールの技術取得は簡単
まずはillustrator とphotoshopというソフトの取得からはじめました。
簡単だよーって言われながら初めてみたのですが、確かに使い方を覚えるのは驚くほど簡単です。
後はテクニックを覚えていけば「操作できるようになる」そういった印象をうけました。
Youtubeや多くのサイトでチュートリアルが公開されているため、勉強もとても楽しく行うことが出来ました。
ですが、操作ができてもデザインができるわけではありません。
色々な作品を模写してみたり、作ってはアドバイスをデザインに関する指摘を受け、また修正してを繰り返しをしました。
幸い、近くにデザイナーという先生がいる状況なので、的確に悪い部分を教えてもらえます。
しかしそれだけではデザインの習得には不十分と感じてきました。
デザイナーから
「ここをこう変えるとカッコよくなる」
「こういう配色のほうが見栄えが良くなる」
そういったアドバイスを受けても
「どうしてそうなるのか?」
「どうして答えが導き出せるのか」
理論やテクニックといった、本質的な部分を学ばなければいけないと思うに至りました。
理論を学ぶ
- なんか、自分で作ってもカッコ良くできない。
- でもちょっと手直してもらっただけで、プロっぽくなった。
そんな経験ってありませんか?
素人っぽさが出ている原因は
配色かもしれないし、
配置かもしれない。
フォント選びが適切じゃなかったのかもしれない。
色々理由が考えられますが、感覚的に正解を導き出せる人はごく稀でしょう。
ましてや、ノンデザイナーの僕には逆立ちしても、徹夜しても正解はでません。
そこでデザイン理論を簡単にですが、学ぶことにしました。
その時に使ったのが
ノンデザイナーがデザインに関して学ぶには最適な本だと思います。
なるほど!って内容がとにかく多く、すぐに実践できるテクニックが満載なんです。
ただ、これはきっとデザイナーなら当たり前に知ってる知識だと思います。
でもノンデザイナーにとっては目から鱗の連続でした。
WEB制作をする上でも多いに役立つ知識がたくさん載ってる本です。
是非一度読んでみてください。
配色パターンを学ぶ
色の組み合わせによって与える印象が全く変わってくるのが、
デザインの難しいポイントです。
そして、デザイン物の媒体によっても選ぶ色というのも変わってきます。
そういった配色パターンや、色についての理論も学ぶ必要があります。
素人の配色とプロの配色では全く印象が変わるのも面白いですね。
これは本当に何度も何度も分析と試作を繰り返すのが理解する一番の近道かもしれません。
https://awe-some.net/2016/10/color/
また、プロも活用するこういったツールを使用するのも一つの手でしょう。
インプット、アウトプットの場を作る
僕は普段からPinterestで情報収集をしているのですが。
その他にも今まで何となくみていたデザイン物を、勉強という観点で見る事にしました。
たったその意識だけで、全く見え方が変わってきます。
そして「操作できるようになったツール」での、再現方法が自然と浮かんでくるようになります。
その後とにかく模写なり、デザインをしまくるという作業をしていきました。
そうすることで、デザインの意図などが分かるようになってきます。
繰り返す事でデザインにかかる時間もドンドンと短くなっていき、効率的に作業を行うことができるようになります。
結局プロには敵わない
この3つのデザイン勉強法をやりこむことで、自分自身のデザイン力が急成長したと感じました。
実際に業務でデザインを行うことは私はありません。
ですが、今まで「感覚的」に話してたことを、「理論的」に話せるようになったことはとてもプラスになっています。
そしてノンデザイナーの僕が、デザイナーとやりとりできるようにデザインの勉強をして感じたのは、
信頼するデザイナーに任せるのが一番である。
という結論でした。
一朝一夕でできるようになるもんじゃないしね。
WEB制作を行う上で、しっかりとイメージを伝える方法、デザイナーが抱える苦労などを理解できるようになりました。
ノンデザイナーこそ、デザイナーをないがしろにしがちなので、是非ともノンデザイナーの方も、一通りデザインの勉強してもいいのではないでしょうか。
https://awe-some.net/2016/09/%e3%83%87%e3%82%b6%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%81%8c%e3%81%a7%e3%81%8d%e3%81%aa%e3%81%84%e3%83%9b%e3%83%bc%e3%83%a0%e3%83%9a%e3%83%bc%e3%82%b8%e5%88%b6%e4%bd%9c%e4%bc%9a%e7%a4%be%e3%81%8c%e5%a4%9a%e3%81%84/