SEO対策や、ホームページを長く運営していると、多くの方にリンクしていただき「外部リンク」が蓄積されていきます
全てが好意的なものとは限らず、中には大量のスパム的な外部リンクが貼られる事もあります。
また、SEO会社に依頼し、大量に外部リンクを貼り順位を押し上げるという対策を行った場合。
今では全てペナルティとなり、順位が大幅に落ちてしまい更には順位を戻すのが困難になっていきます。
弊社ホームページでも、何度か大量の外部リンクが貼られてしまい順位を落としたことがありました。
そんな時、Google Search Consoleのリンク否認ツールを使用することで、外部リンクの影響をなくすことができます。
- 最近順位が上がらない
- 急激に順位を落とした
- 不自然なリンクが大量に貼られている
といった不自然なリンクを発見したら否認ツールを使用して対策をおこなっていきましょう。
今回はSEO対策で絶対に覚えておきたいGoogle Search Consoleのリンク否認ツールの注意点と使い方をまとめていきます。
目次
リンク否認ツールの使い方と注意点
リンク否認ツールとは
▶サイトへの不自然なリンクを否認する新しいツールの提供を開始しました
2012年10月17日のウェブマスター向け公式ブログで、リンク否認ツールに関してこのように述べられています。
サイトへの不自然なリンクを理由に手動によるスパム対策が実施されているというメッセージが Google から届いた際に、ウェブマスター向けガイドライン違反となる箇所の違反状態を解消するためにお使いいただけます。サイトへの不自然なリンクに関するメッセージが届いていない場合は、このツールを使う必要はありません。
つまりは、予期せずガイドライン違反になった、させられた場合の対応策として用意されているリンク否認ツール。
サイトへの不自然なリンクに関するメッセージが届いていない場合は、このツールを使う必要はありません。
とありますが、2012年10月26日金曜日のリンクの否認ツール:Q&A のご紹介で以下のように説明されています。
質問: 「サイトへの不自然なリンク」の通知を受け取っていなくても、予防策としてリンク ファイルを作成すべきですか?
回答: 通称 “Penguin” アップデートの影響がサイトに及んでおり、スパムの疑いのあるリンクや低品質なリンクを設定したことが原因ではないかと思う場合は、サイトへのリンクを調査し、Google のウェブマスター向けガイドラインに違反するリンク プログラム などによるリンクを否認することをおすすめします。
定期的に外部リンクのチェックを行ない、危ないと判断んした場合は予防策としてリンク否認ツールを活用していっても良いのではないでしょうか。
Q&Aではその他にも
質問: www ありの URL と www なしの URL はどのように扱われますか?
回答: これらの URL は技術的には異なる 2 つの URL です。リンクの否認ツールでは、リンクを細かく指定可能にすることを重視していますので、これらの URL は別のものとして扱います。否認したいリンクが複数の URL で表示される場合は、そのリンクを URL ごとに指定する必要があります。もちろん、ドメイン全体を指定することも可能です。
といった質問への回答なども掲載しています。
実際に使用する前に、一度目を通しておくのをオススメします。
使用上の注意点
Googleの公式ブログを読んでいただくと分かるのですが、リンク否認ツールは本当に必要な時しか使用すべきではないとされています。
粗悪なリンクや手動ペナルティによって、SEOに悪影響が出てきた時にやむなく使用するべきツールという位置づけです。
というのも、間違えて優良なリンクを否認してしまった場合は、そのリンク評価も当然なくなってしまうからです。
本当に必要かどうかをしっかりと見極めて使用するようにしましょう。
また否認ツールの反映までに数週間かかると言われていますので、本当に否認すべきかを十分に確認をしましょう。
外部リンク確認方法
外部リンクを確認するツールとしては、上記のツールを代表として様々なツールがあります。
Search Console以外のツールでも色々と調べてみると思いもよらぬリンクを発見できるかもしれません。
今回は1番よく使うであろうSearch Consoleでの調べ方を紹介します。
Search Consoleで外部リンク元を調べる
Search Consoleにログインし、左側のサイドメニューから検索トラフィック>サイトへのリンクと移動します。
すると上記の画面に移動します。
リンク数の最も多いリンク元の詳細をクリック
するとこのようにリンク元のURLを一気に表示することができます。
ここから外部リンクを一つ一つ調べて不自然なリンクがないかを探していきましょう。
リンク否認ツールの使い方
それでは、ここからはリンク否認ツールの使用方法を解説していきます。
繰り返しになりますが、不自然なリンクが見つかった時にのみ使用するようにしてくださいね。
リンク否認の流れとしては以下の2つ
- 否認URL指定ファイル作成
- ファイルをアップロード
リンク否認ツール用のファイル作成
まず、リンクを否認したいドメインやURLを指定するファイルを作成します。
ファイル形式はtxtです。
メモ帳などで簡単に作ることができます。
ファイル名も任意で大丈夫です。
では、ファイルの書き方です。
否認したいリンク元のURLを一行づつ記入します。 http://aabbccdd.com/ http://12345.com/ http://www.kakogawa.com/test.html/ ドメイン単位で否認したい場合は[domain:」の後にドメインを記入していきます。 domain:www.sample.com/ domain:sample.com/
記入が終わったらファイルを保存して準備完了です。
リンク否認ツールを使ってみる。
Search Consoleの設定画面からリンク否認が可能になっています。
リンクの否認をクリックして設定画面に移動します。
確認画面が表示されますので、こちらでも「リンクの否認」をクリックします。
あとは先程作成したファイルをアップロードすることで、リンクの否認作業は完了です。
また、上記を見ていただくと分かる通り、以前にアップロードしたファイルはダウンロードと削除という項目が表示され確認・削除ができるようになっています。
もし、間違えて否認してしまった!という場合などはこちらから削除することができます。
リンク否認ツールを正しく使ってサイトを守ろう
セキュリティ対策ももちろん大切ですが、それと同じくらいSEOの対策も重要です。
- 知らない誰かから、外部リンクなどの攻撃をされてしまった
- 悪いSEO会社に依頼してしまった
諦めてしまわずに、今回紹介したリンク否認ツールを正しく活用して対策をしていきましょう。