年々熱を帯びる民泊業界。
そのトレンドは日本のみならず中国でも同じです。
すでに、中国では様々な民泊サイトがオープンしており、上場を果たすなど日本よりも大きな市場へと進化しています。
今回はそんな中国系民泊サイトを中心に、民泊サイトを一気にまとめてみました。
中国インバウンドはもちろん、中華圏に遊びに行きたい!という方も参考になる民泊サイトばかりです。
目次
中国系民泊サイト10サイトまとめてみました。
自在客
中国上海に本社を置く自在客。
台湾向け民泊スマホアプリの「台湾民泊」も展開しています。
台湾を中心に展開されており、他サイトとは違い個人旅行に大きく力をいれているのが特徴です。
利用ユーザーが実際に体験したレビューの他、ブログ的なストーリーが沢山投稿されています。
台湾が中心ですが、現在では日本、中国、韓国にも展開しています。
途家
中国北京に本社を構える中国人向けのバケーション・レンタルサイト。
後述するHomeAwayの経営スタイルを取り入れています。
途家の強みはなんといっても
- 政府機関
- 不動産企業
- 空港運営会社
- 旅行サイト
といった様々な企業と連携しているほか
- SNS
- 24時間無休のカスタマーサービス
- 執事サービス
といったユーザーの細かな要望にも応えるサービス体制が整っています。
2016年にはシンガポールのroomoramaとの戦略的提携を発表し中国国内外の物件情報も豊富になってきました。
Homeaway
2005年アメリカ・テキサス州オースティンでスタートしたバケーション・レンタルサービスHomeAway。
2015年にはExpediaに買収されました。
家のタイプやキーワードから検索できるのが、面白く
- トレーラーハウス
- 城
- コテージ
- ヴィラ
- 民泊
といったキーワードから家を検索することができます。
Roomorama
シンガポールに拠点を構えるバケーションレンタルサービス。
アメリカ・フランス・タイ・フィリピンへと事業拡大しています。
日本の物件数はまだまだ豊富ではありませんが、それだけライバルが少ないともとれます。
インバウンドを狙う民泊オーナーはチェックしておいて損はないのではないでしょうか。
Airbnb爱彼迎
Airbnbの中国版。
中国のみでみると2強民泊サイト自在客・途家に押され気味ですが、世界規模で見るとAirbnbのユーザー数は驚異的です。
民泊サービスを考える上で1番初めに浮かぶのはAirbnbではないでしょうか。
中国国内はもちろん、台湾・香港・マレーシア・シンガポールなどの中国語圏はもちろん、それ以外の地域からのインバウンドも狙えます。
民泊のみならず、ゲストハウスの方なども利用を検討してみてはいかがでしょうか。
住百家
上海に本社を置く民泊サービスの住百家。
ドイツの民泊サービスWimduが撤退する際に、元役員らが立ち上げたサイトです。
ターゲットを富裕層としていることから
- サービスの充実
- 部屋のクオリティ
に重きが置かれており、香港人を中心に利用者を獲得しています。
の住百家の特徴は
- 24時間年中無休のカスタマーサービス
- 送迎サービス
- 航空券予約
- ガイド手配
中国人旅行客に特化した様々なサービスを引き受けてくれるのが強みと言えるでしょう。
また、オンラインチャットで疑問などをリアルタイムで質問することもできるユーザーの使い勝手が良いのも特徴です。
Wimdu
小猪短租網
北京に拠点を置く小猪短租網。
主要20都市にオフィスを構え、Airbnbとおなじビジネスモデルの同社。
度々投資家の間で話題になり、以前評価額は3億ドルを超えるなど中国国内外で話題となりました。
Airbnbが買収・提携などのニュースも飛び交い、話題に欠かない小猪短租網。
民泊のみに注力しているサイトデザインもAirbnbを彷彿とさせます。
大魚
中国北京に本社をおく大魚。
台湾に強みを持っており、台湾向け民泊情報が充実しています。
- 観光ルート提案サービス
- 買い物ツアー
- グルメツアー
- キャッシュバックキャンペーン
などユニークな取組を多く行っているのも同社の特徴です。
台湾の他にも、日本やタイ、韓国の情報も豊富で、
台湾人海外旅行先の定番がこの3国な事を考えると上手くツボを押さえた運営をしているなという印象です。
AsiaYo
2013年6月に台湾でスタートした民泊サービスのAsiaYo。
AsiaYoはホテル以外の宿泊施設を対象としたブッキングサービスが特徴で、
- 民泊
- ルームシェア
- 短期レンタル
このような部屋が中心に掲載することで、格安の宿泊費用を実現しています。
同社は2014年2月〜2016年3月、25ヶ月間の月平均成長率が25%と、脅威の成長率を遂げています。
日本語(現在はホストのみ)にも対応しているため、ホストの方は直ぐにでもスタートさせることが可能です。
台湾のみならず、世界中の宿泊施設情報が掲載されているため、台湾インバウンドを狙う民泊経営者はチェックしておきたいサイトです。
蚂蟻短租
中国北京に本社を構える蚂蟻短租
中国国内の民泊ブッキングサービスがメインの同社。
- 民泊
- 短期レンタル
その他にも様々なイベントが行われています。
携程/Ctrip
私も度々利用するCtrip。
中国上海に本社を置く、中国最大のオンライン旅行サイトです。
世界第三位の規模を誇ります。
- 航空券
- 列車
- ホテル
- 現地ツアー
といった旅行に関することは全て網羅しています。
中国語を含む14ヶ国語に対応しており、22カ国の通貨に対応しているのも特徴です。
2014年5月に東京・日本橋茅場町に日本法人を設立。
楽天やじゃらんといった、企業との業務提携も進み中国はもちろん日本での拡大も進むサイトです。
番外編:Couch surfing
Couch surfingは世界で最も大きな無料国際ホスピタリティー・コミュニティーです。
自分の家に招き入れる【ホスト】と、お家に泊めていただく【サーファー】に分かれて交流をすることが出来ます。
ユーザーは旅好きの方が多く、世界中の旅人や旅行者が国際交流を求めてCouch surfingを活用しています。
- 無料で泊まれる
- 国際交流ができる
特にバックパッカーにとってはこの二点はとてもメリットが大きいのではないでしょうか。
基本的には英語での利用になるのですが、中国語圏のユーザーも一定数います。
どのようなユーザーが民泊などに興味があるのかを調査する目的で活用してみても良いのではないでしょうか。
いまや中国でも大人気の民泊サイト
中国・台湾・香港など、アジア圏でも年々熱を帯びる民泊業界。
サイトをまとめてみると、どのサイトもUI/UXがAirbnbだなって思わなくもないですが。
それぞれ、取り上げている物件やサービスが異なります。
中華圏に遊びに行く際や、中華圏の民泊ユーザーを取り込みたい方は是非参考にしてみてはいかがでしょうか。