Google Analyticsを使い慣れている方であっても、意外とGoogle Analyticsで使われている用語の意味が曖昧なままだったりします。
初心者の方ですと、尚更ちんぷんかんぷんですよね。
社内でもやっぱり「分からない!」なんて声も上がってくることが度々ありましたので、Google Analytics用語集を作成しました。
解説・説明もまとめてありますので、内容を理解してクライアント様などに
「ユーザーとセッションって何が違うの?」
なんて聞かれた時に応えられるように備えて置きましょう。
目次
Google Analytics用語とは
サイト解析ツールのGoogle Analytics上で使われている専門用語を解説していきます。
Google Analyticsの公式ヘルプページでも解説されているため、合わせて参考にしてみて下さい。
▶用語集 – アナリティクスヘルプ
Google Analytics用語集
ユーザー(ユニークユーザー)
ユーザーとは、レポート期間内にサイトを訪れた人の数を指します。
1日に10人サイトに訪れた場合、ユーザー数は「10」。
1日に1人が10回サイトに訪れた場合、ユーザー数は「1」とカウントされます。
セッション
セッションとは、サイトへの「訪問数」の事。
セッションには3つのルールが存在し
- 行動の間隔が30分経過した場合
- 日付が変わった場合
- 参照元が外部サイトの場合
この3つのいずれかに該当する場合、新規セッションとしてカウントされます。
平均セッション時間
レポート期間内における、各セッション時間の合計を、総セッション数で割った値が、平均セッション時間にあたります。
新規セッション率
新規ユーザーがサイト訪問した割合を、新規セッション率として表します。
ユーザーが100人で、50人が新規ユーザーだった場合、新規セッション率は50%となります。
ページビュー(PV)
WEBサイトが閲覧された回数です。
10分以内に3回サイトを見てくれた場合、3PVとカウントされます。
ここでのセッションは1です。
ページ/セッション
1セッションあたりのページビュー数のこと。
平均ページ滞在時間
訪問者がサイトを訪れて、次のページに推移するまでの時間を滞在時間と定義します。
その滞在時間を平均した時間が、平均ページ滞在時間です。
TOPページに訪問したユーザーが他のページに移動せずに離脱した場合は、仕組み上計測されません。
その為、0と表記される場合もあります。
直帰率
ユーザーが訪問したページから、他のページに移動することなく離脱したセッションの割合の事。
10人がTOPページに訪れ、他のページに移動せずに離脱した場合、直帰率は100%となります。
離脱率
全てのページビューで、最後のページになった割合を離脱率と呼びます。
「TOPページ→BLOGページ→離脱」となった場合、BLOGページの離脱とカウントされます。
直帰率と離脱率の違い
アナリティクスヘルプでは下記のように述べられています。
離脱率は、個々のページのすべてのページビューで、そのページがセッションの最後のページになった割合を示します。
直帰率は、そのページから始まったすべてのセッションで、そのページがセッションに存在する唯一のページだった割合を示します。
ページの直帰率は、そのページで始まったセッションだけが計算の対象になります。
引用元:離脱率と直帰率の違い
他のページもみたかどうかが重要なポイントとなってきます。
詳しくは上記ページで説明されていますので、興味がある方は参照してみてはいかがでしょうか。
行動フロー
ユーザーがサイトに訪問してから離脱するまでの流れを視覚的に確認することができる機能です。
セグメント
すべてのユーザーのうち、特定の条件を指定してデータを絞り込む機能です。
- モバイルトラフィックのみ
- 国別
- コンバージョンに至ったユーザーのみ
というように欲しいユーザー情報を絞込データを解析することができます。
ユーザー属性
サイトに訪問したユーザーの「年齢」「性別」「地域」「言語」といった、ユーザーに関する情報を総称してユーザー属性と呼ぶ。
デバイス
サイトにに訪問したユーザーが使用していたデバイスの事。
iphoneなのか、Androidなのかなどを収集してくれます。
リアルタイム
現在リアルタイムでサイトに訪問しているユーザーの情報を確認することが出来ます。
ブラウザ
訪問ユーザーの使用ブラウザの事。
OS(オペレーションシステム)
訪問ユーザーユーザーのOSの事。
Windows、Macなど細かなOSのバージョンまで調べることができます。
トラフィック
どのようなサイト、SNSを経由してサイトにアクセスされているか。
その経路をトラフィックと呼びます。
チャネル
トラフィックを分類する1番大きなグループをチャネルと呼びます。
「集客」→「すべてのトラフィック」と移動すると、チャネルによりトラフィックが分類されています。
デフォルトでは以下のようにチャネルは定義されています。
- ノーリファラー
- オーガニック検索
- ソーシャル
- メール
- アフィリエイト
- メール
- 参照元サイト
- 有料検索
- 他の広告
- ディスプレイ
参照元/メディア
レポート期間内のトラフィックの参照元やメディアを詳しく表示してくれます。
参照サイト
どこのサイトから、ユーザーがサイトに訪問したかを参照することができます。
検索クエリ
検索エンジンに入力する検索ワードを検索クエリと呼びます。
「ホームページ 制作」で検索してアクセスされた場合は、検索クエリが「ホームページ 制作」となります。
ソーシャル
SNSのこと。
- hatena ブックマーク
などがこれに該当します。
コンバージョン(CV)
サイト訪問者が問い合わせやダウンロードなどのアクションを行うことをコンバージョンと呼びます。
コンバージョンの設定をして初めてコンバージョン数はカウントされるようになります。
コンバージョン率(CVR)
設定したコンバージョン数の割合のこと。
コホート分析
ユーザー獲得日から、特定期間の訪問ユーザーの行動を指標ごとに数値化・分析することをコホート分析と呼びます。
New Visitor
レポート期間内の新しい訪問者の事。
Returning Visitor
レポート期間内に2度以上訪問したユーザーの事。
Direct(ダイレクト)
流入元が無い、参照元が不明なトラフィックの事。
Organic Search(オーガニック検索)
Google検索結果からのサイト訪問の事。
Referrer(リファラー)/Referral(リファラル)
他サイト経由で流入したトラフィックの事
Paid Search
リスティング広告経由で流入したトラフィックのこと。
not provided
常時SSL化(HTTPS化)により、オーガニック検索のキーワードが暗号化されるようになりました。
暗号化され、キーワードが取れなかった場合not providedとして表示されます。
not set
データが取得出来なかった場合にnot setとして表示されます。
Google アナリティクスカスタムレポート
ユーザー独自の分析レポートを作成できるレポート機能です。
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トラッキングコード
Google Analyticsを使用するために、ホームページに設置するコードの事。
Google Analyticsの使い方
▶Google Analyticsで訪問者の企業名と読まれたページ名を調べる方法
最後に
Google AnalyticsはWEB解析において最重要といえるほど大切なツールです。
高機能であるからこそ、難しいと感じる事もありますが、使いこなせればこれ以上にない武器となります。
是非Google Analyticsの用語を覚えて、上手く活用していってくださいね。