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「Serposcope」をAWS等にのせて自動でSEOランクを収集させ続ける方法

※2017/03/25 serposcopeがver2.7.1に更新された為URLを一部変更しました。

SEO順位チェックを行う際にとても便利なツールSerposcope

検索順位チェックツール「Serposcope」でSEO順位を無料で自動収集しちゃう方法

以前も上記の記事でご紹介したのですが、今回はSerposcopeをサーバーにインストールする方法をご紹介します。
Serposcopeはサーバーにインストールしなくても、PCをローカルサーバー的に使用して、ランクチェックが可能です。

ですが、PCを起動している間しかランクチェックが行なえません。
キーワードが2000件近くなってくると24時間以上かかることも珍しくありません。
毎日定期チェックしたいSEOチェックのためだけに24時間PCをつけっぱなしにしておくのは現実的ではありません。

そこで、サーバーにSerposcopeをインストールすることで多くの恩恵を受けることが出来ます。
今回は「Serposcope」をサーバーで起動させる方法を解説していきます。

目次

Serposcopeのサーバー設置方法

Office 620817 340

Serposcopeをサーバーに設置する方法を解説していきます。
基本的にコピペで設定できるようにしていますので、とても簡単に誰でも設置できるかと思います。
注意ポイントなども合わせて解説していきます。

Serposcopeを設置するサーバーを用意しよう!

まず、サーバーを用意する必要があります。
SerposcopeはJAVAで構築されているため、JAVAが使用可能なサーバーを用意する必要があります。
今JAVAをサーバーで動かすとなると、AWSさくらのVPSといったVPSが選択筋にはいるかと思います。

通常のレンタルサーバーでは、JAVAに対応していない、SSH接続に対応していない。といった問題がおこります。
サーバーがJAVA対応に対応している必要があるため、選択筋としてはVPSになるかと思います。
ちなみに弊社では以前はさくらのクラウドでSerposcopeの環境を構築していましたが、最近AWSに移行しました。

AWSは12ヶ月間の無料利用枠で十分Serposcopeを運用することができますので、試しに契約してみてもいいのではないでしょうか。
VPSは普通のレンタルサーバーとはちがい、色々と設定する必要があるため若干ハードルがあがります。
でも実はそんなに難しくはないので安心してくださいね。
AWSに設置する際いくつかポイントが有るため詳しく説明していきます。

AWSでの設定方法

まずこちらの記事を参考にAWSのサーバーを立ち上げていきましょう。

http://qiita.com/Arashi/items/629aaed33401b8f2265c

とても詳しく解説してくれているため、つまずくことなくサーバーが立ち上げれると思います。
SerposcopeをAWSに設置する際「セキュリティーグループの設定」の項目に一手間加えてあげる必要があります。

スクリーンショット 2016 12 21 午後8 37 52

上記のようにポート範囲「7134」を開放してあげる必要があります。
開放しないとSerposcopeにログイン出来ません。必ず行いましょう。
さて次に、現状ではインスタンスが再起動したりした際にIPアドレスが変わってしまいます。
Elastic IPというのを設定することで、IPが変わらないように設定しましょう。

http://qiita.com/Uejun/items/f8c57aa8e0654a2023ca

こちらの記事を参考に設定していきましょうね。
AWSの設定はこれでお終いです。
次はいよいよサーバーにSerposcopeを設置していきます。

Serposcopeをサーバーに設置していこう。

Boots 181744 340

サーバーにログイン

では、いよいよSerposcopeをサーバーに設置していきます。
まず、ターミナルからAWSなどのVPSにログインします。
AWSにの場合はこんなコマンドでログインできるでしょう。

sudo ssh -i ~/.ssh/(keyの名前).pem ec2-user@(EC2インスタンスのPublicIP)

AWSの場合以下のように表示されたらログイン成功です。

       __|  __|_  )
       _|  (     /   Amazon Linux AMI
      ___|\___|___|

https://aws.amazon.com/amazon-linux-ami/2016.09-release-notes/
13 package(s) needed for security, out of 21 available
Run "sudo yum update" to apply all updates.
-bash: warning: setlocale: LC_CTYPE: cannot change locale (UTF-8): No such file or directory

Apacheのインストール

ログイン後はURLにアクセスできるように、Apacheのインストールを行います。

sudo yum -y install httpd
sudo service httpd start

この2つのコマンドを順に実行するだけでOKです。

Starting httpd:                                            [  OK  ]

と表示されていれば起動に成功しています。

試しに、パブリックIPにログインすると下記のようなApacheのテスト画面が表示されるかと思います。

スクリーンショット 2016 12 22 午後5 21 29

Javaのインストール

続いてJava8のインストールを行います。
さくらのクラウドもAWSも標準ではJAVA7だったため、新しくインストールしてあげる必要があります。

sudo yum -y install java-1.8.0-openjdk-devel

まずは上記のコマンドでJava-1.8.0をインストールします。
これだけではバージョンが切り替わっていないため

sudo alternatives --config java

を実行します。

すると

There are 2 programs which provide 'java'.

  Selection    Command
-----------------------------------------------
*+ 1           /usr/lib/jvm/jre-1.7.0-openjdk.x86_64/bin/java
   2           /usr/lib/jvm/jre-1.8.0-openjdk.x86_64/bin/java

Enter to keep the current selection[+], or type selection number: 2

バーチャルを選択するメッセージが表示されますので、ここでは「2」を選択しておきましょう。
これでJava8のインストールは完了です。

Serposcopeのインストールと起動

cd /var/www/html/
sudo wget https://serposcope.serphacker.com/download/2.7.1/serposcope-2.7.1.jar

cd でhtmlフォルダに移動後、wgeでSerposcopeをダウンロードします。

ダウンロードが完了したら、以下のコードで必ず起動するようにしてください。

nohup java -jar serposcope-2.7.1.jar

nohupを頭につけることで、ターミナルを閉じた後もプログラムを実行させ続けてくれます。
付けないと、ターミナルを閉じた瞬間にプログラムが停止します。

これでSerposcopeのサーバーへの設置は完了です。
http://パブリックIP:7134/にアクセスするとログイン画面が表示されていれば成功です。

999

おつかれさまでした。
とっても簡単にインストール出来たと思います。
早い方でしたら10分程度で設置が終わるのではないでしょうか。

エラーが頻発するようになった時の対処法

(※ 2017/03/25追加)

AWSなどのクラウド上でSerposcopeを運用していると、常にエラーが返ってくる状態に陥る場合があります。
その際の対処法として

  • バージョンを上げる
  • IPを変更する

私も以前1週間ほどエラーが続いたことがありましたが、バージョンを上げる事で解決しました。
その他IPを変更することで一時的に解消することができる場合もあります。
なんかおかしいな。と感じたら一度試してみましょう。

画像認証のエラーの場合は、Serposcopeとanti-captchaを紐付けるなどして対処しましょう。

Serposcopeをサーバーで管理するメリット・デメリット

最後にサーバーに設置するメリット・デメリットを紹介していおきます。
Serposcopeをサーバーに設置すべきか、するほどでもないのかを判断していただく材料としてご活用ください。

メリット

  • URLで誰でもアクセス可能になる。(ドメイン割当も可能)
  • 24時間勝手にランクチェックしてくれる
  • PCを開いておく必要がない
  • PCのスペックに左右されない。

チェックキーワード数が多くなってきた場合、サーバー設置のメリットが大きくなります。
キーワードチェックに12時間以上かかる場合は、サーバーに設置してしまい自動化するのが現実的でしょう。

ローカル環境ですと、どうしてもSerposcopeの起動忘れなんて事も起こりかねません。
逆に、2.3時間程度で終わるようなキーワード数でしたら、サーバーに設置するまでもないのかなと思います。

作業中やネットサーフィンの合間に終わってしまいますからね。
また、チームでSEO対策を行うような方にとっては、ドメインを取得して共有するという使い方ができるためメリットが大きいでしょう。
弊社がサーバーに設置している最大の理由はここにあります。

デメリット

  • サーバーの契約が必要(VPS)
  • サーバーの設定が必要
  • JAVA対応のサーバーである必要がある

デメリットはやはりサーバー代が必要といったところでしょうか。
Serposcope自体が無料のため、「サーバーにお金かかるの嫌やなー」って思ってしまうかもしれませんね。
費用面に関してもSerposcopeをサーバーに設置する前に考えておきたいポイントですね。

Serposcopeをサーバーに設置して快適SEOライフを

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サーバーに設置することで、PCへの負担も減り、チームでも管理することができるなどメリットが沢山あります。
まだSerposcope自体を使ったことないという方も、是非この機会に活用してみませんか?
SEO順位を毎日集計することで見えてくる戦略や対応策があります。
これからのコンテンツ制作やSEO対策にお役立てください。

ホームページ・デザイン制作のご相談・ご依頼は

079-451-5881

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